いまやごく当たり前の選択肢です

誰かのことをすごく好きになり、みんなに祝福されて入籍し、夫婦となる「結婚」という制度。多くの方は、そのまま一生ずっと一緒に暮らすつもりで結婚しますよね。でも、生まれ育った環境も考え方も違う男女が一緒に暮らすのは、本来とても大変なこと。恋人同士だったころには気にならなかったいろいろなことが、夫婦になると急に生々しい現実になります。生活習慣の違いや金銭感覚の違い、嫁姑問題や子供の教育方針など、夫婦の間にはケンカの種になりそうなことが盛りだくさん。結婚したあとで「こんなはずじゃなかった」と思うこと、誰でも一度くらいあるのでは。それでも毎日のようにケンカしながらも結構仲良く暮らす夫婦もいますし、「もうだめ、離婚する」とひそかに決意する方もいるでしょう。

離婚いまや日本でも、数分に一組の割合で夫婦が離婚するといわれる時代になりました。離婚率が高いのは若年層で、その理由は厚生労働省の「人口動態調査特殊報告」に見ることができます。調査によれば、15〜24歳の若年層は「第一子の出生数のうち、婚姻期間が妊娠期間より短い出生割合」が際立って高いんです。いわゆる「できちゃった婚」が大変多いということですね。特に10代では、8割前後がこの「できちゃった婚」。もちろん、子供を授かって幸せな家庭を築いている若い方もたくさんいますが、心の準備ができないまま結婚して結局うまくいかなかったというケースも多いことが推測されます。

離婚とはいえ、若いうちの離婚は、お互いまだまだやり直しも可能。注目なのは若年層の離婚よりもむしろ、中高年の離婚。長年連れ添った夫婦が離婚するケースが増えているんです。20年以上連れ添った夫婦に突然訪れる離婚、「熟年離婚」という呼び名がついて話題になりましたよね。基本的には、夫の定年などのタイミングで、妻の側から別れを切り出すことが圧倒的に多いようです。長く我慢を重ねてきた妻が、子供の独立とともに自分も自由になりたいと離婚に踏み切るということでしょうか。「退職金などの財産を半分いただいて、残りの人生をひとりで楽しく生きたい」と望む妻は案外多いようです。このように、生涯添いとげるつもりで結婚した夫婦でも、いつどんなきっかけで離婚することになるかわかりません。長い結婚生活の間には、どんなことがあるか分からないものです。たとえどこかのタイミングで離婚という道を選択することになっても、より幸せな未来に向かって、前向きに歩いていきたいですね。

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